指導事例
中学校3年生の10月からの短期間でも成績が伸びた
生徒の基本情報
家庭教師開始時期
中学校3年生の10月
家庭教師のコース
週2回 80分
家庭教師開始時の成績
5教科合計:95点/250点
志望高校
常葉菊川高校
指導内容と結果

中学校3年生の10月から週2回80分授業で家庭教師を開始しました。
基本的にはそのコースで行っていましたが、テスト前や冬休みには回数を増やして対応していました。

家庭教師ステーションで家庭教師をつけるまでは、国語・数学・理科・社会・英語の5教科で250点満点中95点くらいの成績。バスケットボールをやっていた女の子で、家庭教師の指導をスタートしたころは、浜松商業高校か常葉菊川高校への進学を希望していました。ただ、志望校は150/250点レベルの高校だったので、全体的なレベルアップが必須な状況でした。

家庭教師の指導は、英語・数学・理科の3教科。
数学は計算はできましたが、図形が苦手。理科は女の子にありがちな1分野が苦手。英語が一番苦手で、10/50点程度の成績と合計点では足を引っ張ってしまう教科でした。そのため、週1回の授業を英語全般に充て、もう週1回で数学と理科の授業。毎日の宿題としては、1時間半~2時間でそれぞれ組合わせで課し、学校の宿題と合わせて1日3時間程度勉強していました。

その結果、英語の点数は第2回の静岡県学力調査テストでは28/50点、冬休み明けのテストでは30点を超えました。第2回学力調査テストでは国語・数学・理科・社会・英語の5教科合計で130点と約40点の成績アップにつながりました。

成績の伸びを見て、3月には公立の志望校の点数も超えれるのではないかと思っていたのですが、学校の先生の進路指導で私立単願を進められ、本人もバスケットがやりたかったので常葉学園菊川高校を単願受験し、見事合格しました。

指導の中で、一番苦手だった英語は中学校1年生からやり直しました。
「中1英語の基礎固め」というテキストを購入。終わったら「中2英語の基礎固め」、「中3英語の基礎固め」と徐々にステップアップ。1日の指導で2単元を進めていく形。宿題は家庭教師の授業の復習と英単語、動詞の活用の3点を毎回確認。その中で、2週間前の確認の宿題を並行して出したのですが、本人がその指導のやり方に共感してくれました。その場でやって終わりではなく、時間を空けてきちんと前のところをケアしてくれたのがよかったと言ってくれたのは印象的でした。

数学と理科は家庭教師の授業でやった部分を宿題に。
学校からもらっている「基礎問題集」や「自習室」を、指導したところに合わせて宿題として出しました。入試前はとにかく計算問題をしっかりとおさらいして確実に点数がとれるようにすることも行いました。計算問題はできた子だったのですが、ミスがあるともったいないですから。

理科は化学式の暗記確認や静岡県の高校入試には比較的出やすい地震のところ指導。教科書と付随のワークを使って丁寧に復習し、進めていきました。

もう少し早く家庭教師をつけていれば公立高校の志望校に合格させてあげることもできたかなぁと思います。ただ、中学校3年生の10月からの短期間ではとても成績が伸びた子。指導と併せて本人の努力もそこにはありました。きっと高校では大好きなバスケットを精一杯がんばっているのだと思います。