- 家庭教師開始時期
- 中学校1年生の2学期
- 家庭教師のコース
- 週2回90分
- 家庭教師開始時の成績
- クラスで真ん中くらい(特進科)
- 志望大学
- 愛知大学
日体中学校に通っていた生徒さん。私立の中高一貫校のため、学校の授業にちゃんとついていけるようにと家庭教師をつけました。
指導は、学校の勉強内容に即した形で対応。高校からは特進科に入り、常にクラスで真ん中くらいの成績をキープしていました。理系で当初は医学部志望だったのですが、高校3年生の2学期の段階で数学Ⅲが苦手で、逆に文系の世界史の成績が非常に良かったため、志望を経済学部に変更し、大学受験を目指しました。
それまでは数学と英語を指導していたのですが経済学部受験に舵を切ったことで英語に専念。志望校は愛知大学の経済学部。受験対策は志望校の過去問を中心に指導。5年分を指導の中で解きながら対策。同時に同じような問題を、市販の問題集を使って学習していきました。
高校3年生の模試では数学は偏差値46。英語は偏差値60と、文系の成績が良かったです。学校の定期テストで世界史は学年1位をとるほど。ギリギリまで理系志望で頑張ったのですが、数学の伸びがあまり無く、苦手意識も強かったので文系に志望校を変更しました。
中学生までの数学は誰でもやればできるようになります。しかし、高校生の数学は全然別物です。これまで多くの生徒さんを指導してきましたが、中学生までは数学が得意科目でも高校生になると苦手科目になってしまう場合があります。高校生の数学は、進度も早いですし一度遅れがでてしまうとなかなか取り戻せません。本当なら医学部を受験させてあげたかったのですが...本人もこれ以上数学に時間を費やすのは厳しいとのことで、自分の得意科目を生かし経済学部志望に変更。見事、第一志望の愛知大学経済学部に合格しました。
現在この子は高校で世界史の先生をやっています。あの時の文系への転向が大きな人生の転機だったようです。無理に苦手なものを克服しようとするよりも、自分の得意なものを伸ばすことは、本人の将来にも大きな影響があります。じっくりと考え、話し合った結果本人の納得した形での志望校の変更。その時は悔しかったでしょうが、きっと今はその決断に納得してくれていると思います。